米国で雹と竜巻:暴風雨の後、少なくとも16人が死亡

ルジア・ガイアー 記

セントルイス(米国ミズーリ州)-メディアの一貫した報道によると、 米国 ミズーリ州とケンタッキー州で激しい暴風雨により少なくとも16人の 命が奪われた

セントルイス(ミズーリ州)にあるこのような木は、大嵐が通過した後、道路をふさいでいた。
セントルイス(ミズーリ州)にあるこのような木は、大嵐が通過した後、道路をふさいでいた。  © Jeff Roberson/AP/dpa

ニューヨーク・タイムズ』やCNN』などが地元当局の報道として伝えたところによると、セントルイス都市圏とミズーリ州南部のスコット郡で少なくとも7人の死亡が確認された。報道によると、ケンタッキー州南部では9人が死亡した。

CNNは当初、ミズーリ州で少なくとも10人が負傷したと報じたが、後に正確な人数は不明とした。ニューヨーク・タイムズ紙は、両州で数十人の負傷者が出たと報じている。

被災地では以前から激しい嵐が吹き荒れていた。竜巻や雹が降るという話もあった。木曜日にはすでにウィスコンシン、ミシガン、イリノイ州の一部を暴風雨が襲った。

アメリカ国立気象局は 、アメリカ南部と北東部の一部で雹を伴う激しい雷雨と竜巻の可能性を警告し続けている。

絶え間なく活動するレスキュー隊員

セントルイスにあるセンテニアル・クリスチャン教会の一部が、竜巻を含む激しい嵐に襲われた際に倒壊した。
セントルイスにあるセンテニアル・クリスチャン教会の一部が、竜巻を含む激しい嵐に襲われた際に倒壊した。  © Michael Phillis/AP/dpa

被災地の破壊状況を示す写真や動画がソーシャルメディアに出回った。レスキュー隊員も絶え間なく活動していた。ウェブサイト『poweroutage.us』によると、土曜日の朝(現地時間)には数十万世帯が停電していた。

科学者たちは、異常気象の増加について、主に化石燃料の燃焼によって引き起こされる気候変動を非難している。

海洋の水温が上昇すると、より多くのエネルギーと水分が供給されるため、嵐が激化する可能性がある。海面上昇もまた、より深刻な洪水の原因となっている。