1つのスキャンダラスなイベントだけでは不十分:ファイヤー・フェスティバル2も当面中止
プラヤ・デル・カルメン(メキシコ)-2017年に バハマで開催された ファイヤー・フェスティバルの 失敗をめぐる大スキャンダルの後、 今年予定されていた豪華イベントの新版は当分の間キャンセルされたようだ。

ABCニュースの報道によると、フェスティバルのオーガナイザーは、以前にチケットを購入した人たちに、イベントの延期を伝えるメッセージを送ったという。複数日にわたるイベントの新しい日程はまだ発表されていない。少なくとも、払い戻しは行われるという。
1400米ドル(約1230ユーロ)から購入できる「Fyre Festival 2」のチケットは2025年2月に発売され、当初は2025年5月30日から6月2日までメキシコのプラヤ・デル・カルメンで開催される予定だった。 ウェブサイトでは、「音楽、アート、料理、コメディ、ファッション、ゲーム、スポーツ、宝探しの衝撃的なフェスティバル」を約束していた。
このイベントの首謀者は、第1回ファイヤー・フェスティバルを完全に台無しにしたビリー・マクファーランド(33)だった。そのため2018年10月、マクファーランドは詐欺罪で懲役6年と罰金数百万円の判決を受けた。
彼は2022年の早い時期に出所し、その後、第2回ファイヤー・フェスティバルの計画に踏み切った。勇気ある試みだ。
またやるなんてクレイジーだ

2回目のフェスティバルを発表した後、マクファーランドは次のように語ったという。でも、またやらない方がどうかしていると思う」。確かに、フェスティバルの参加者も、最初のスキャンダルの後、再びマクファーランドにお金を託すなんて、ちょっと頭がおかしいに違いない。
今回の延期に加え、ここ数週間、プラヤ・デル・カルメン市議会との間ですでに問題が起きているようだ。
ABCニュースによると、市からの声明では、このようなイベントの申し込みはなかったという。マクファーランドはインスタグラムで反論し、イベントの許可証らしき書類の写真を公開した。
最初の大失敗を描いたネットフリックスのドキュメンタリー『Fyre』は、2019年に国際的な波紋を呼んだ。
開催が見送られた『Fyre Festival 2』がまだ開催されるのかどうか、そしてまた同じような大惨事ドキュメンタリーが作られるのかどうかは、まだわからない。